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鞄激

鞄激

日本の合成繊維メーカー最大手。
代表製品は、合成繊維では、ポリエステル繊維のテトロンやアクリル繊維のトレロン、人口皮革のエクセーヌなど。また、取り扱っている分野は合成繊維の他にも炭素繊維、プラスチックフィルムなどの合成樹脂や光ファイバー、半導体などの情報通信機器、水処理のための逆浸透膜エレメントやろ過モジュールなども扱っています。特にトレカと呼ばれる炭素繊維は世界一のシェアを誇ります。
詳しくはこちらなどから。
 

同業他社と比べたときは、繊維業界において、2位の樺髏lと比べて、2倍以上の売上を誇るという圧倒的な規模が特徴であると思われます。よほどのことがない限り、1位の座を明け渡すことは無いと思われるため、今後もリーディングカンパニーとして業界を牽引するのではないかと思われます。

また、繊維だけではなく、様々な分野に手を広げているため、どれかの分野で赤字を計上したとしても、他の分野で補填することが出来、非常に財政的に安定しているのではないかと思われます。残念ながら、リーマンショックのような、取り扱っている全分野に同時に影響を及ぼすような状況では、その手広さが仇となり、2008年、2009年と大幅な赤字を計上していましたが、リーマンショックを乗り越えた現在は、ほぼ全ての分野で大幅に利益を上げており、今後も順調に業績を伸ばしていくのではないかと思われます。

他の特徴としては、海外に拠点が100ヶ所以上存在するなど、グローバルな事業展開を行っていることが挙げられます。個人的には発展途上国で重宝される可能性が高い、高度な水処理の技術に着目しており、今後海外での更なる市場の拡大、売上の増加が期待されます。

しかしながら、リーマンショック時の業績悪化に伴って、平均給与がおよそ100万円ほど下がっており、さらにそのためなのか、平均年齢、平均勤続年数が同業他社と比べて低い水準に有ります。現在は業績が回復してきたため、平均給与は回復傾向にありますが、平均年齢、平均勤続年数については、未だ低いままであるため、今後社内環境の改善が期待されます。

2009年と2010年の売上、純利益を比較すると、売上約2000億円増、純利益約600億円増と急激に業績を伸ばし、リーマンショック前とほぼ変わらない水準まで回復しています。業績回復の内容についても、取り扱っているほぼ全ての分野で大幅な増収を記録しているため、リーマンショックから完全に回復したと思われます。

自己資本比率についても安定しており、リーマンショックから回復した際にさらに比率を伸ばしているため、財務については全く問題は無いと思われます。

就職するに当たって、研究する分野が非常に多いため、理系の学生にとっては、自分のやりたい研究をすることが出来るのではないかと思われます。
また、海外に100箇所以上拠点を持っているため、グローバルに活躍したい人にとっては非常にお勧めです。

しかしながら、上述のように、メーカーにしては平均年齢、平均勤続年数が低いため、長期的に働きたいという人にとっては、あまり向いていない可能性があります。非常に社内教育が厳しく、また求められるものが高いという話も聞くため、入社するならそれなりの覚悟が必要なのではないでしょうか。

業界 繊維・化学メーカー
資本金 1478億7300万円 自己資本比率 37.8%
売上高
1兆5397億円(連結) 5198億円(単独) (2011年5/10決算発表)
1兆3596億円(連結) 4432億円(単独) (2010年5/10決算発表)
当期純利益
579億円(連結) 146億円(単独) (2011年5/10決算発表)
-142億円(連結) -363億円(単独) (2010年5/10決算発表)
創業年 1926年
創業者 田代 茂樹 著 東レとともに
現社長 日覺 昭廣
従業員 38740人(連結) 6797人(単独)
福利厚生
完全週休2日制、祝祭日、年末年始、年次有給休暇(初年度16日)、慶弔休暇その他 、独身寮・社宅、社員クラブ、診療所、体育施設、保養所等、健康・厚生・雇用・労災保険加入、住宅・宅地融資制度、従業員持株会、確定拠出年金、グループ生命保険、東レ福祉会、運動会、文化祭、夏祭り、年末パーティー、職場対抗スポーツ大会、独身寮祭、 各種クラブ活動、定期健康診断など
社員平均年齢 35.7歳 平均勤続年数 13.3年
初任給 学部卒:215,950円 修士卒:243,150円 博士了:278,750円
平均年収:632万円
35歳時の平均年収:632万円 生涯賃金 2億3605万円
他社との年収比較:繊維業界で12位、化学業界で111位
他社との売上比較:繊維業界で1位、化学業界16位

理念
わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します。

インターンシップ
技術系、事務系それぞれである。
内容は、 営業、経理、人事、法務、購買、物流、広報、研究、開発などに関連する部署で、社内ミーティングや商談への参加、製品生産工程の見学、製品のデリバリー管理など実際に東レ社員が携わっている仕事を体験するというもの。


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